こんにちは!『ことのは塾』ごはん部の山佳若菜(やまよし わかな)です。
商品のPOPやメニューに"キレイな写真"を載せているお店は少なくありません。
あなたのお店でも、色々なところに写真を使っているのではないでしょうか?
その写真を見て「おいしそう!」と思ってもらえればいいのですが・・・残念ながらそうはならない場合もあります・・・
あるお弁当屋さんでは、新商品『三色ごはん弁当』を発売しました。
店頭POPには、お弁当をキレイに撮った写真を載せています。
おいしくできた自信作・・・だったのですが、お客様はなかなか新作のお弁当を買ってはくれませんでした・・・。
写真はチラッと見てくれるのですが・・・少し迷って、定番の『ハンバーグ弁当』や、『しゃけ弁当』を買って帰ってしまうのです。

お客様がこのお弁当を選ばない理由・・・それは「中に何が入っているかわからないから」でした。
『ハンバーグ弁当』のメインはハンバーグ。
『シャケ弁当』のメインは鮭の塩焼きです。
名前で"中身"が判断できますね。
しかし、『三色ごはん弁当』はどうでしょう。
「3種類のごはんが入っているんだろうな」ということくらいは想像ができるのですが、どんなおかずが入っているのかなどは名前だけではわかりません。
そこでPOPの「写真」を見るのですが・・・こまごましたおかずは写真を見てもそれが何なのかわからないことも・・・
「何が入っているのかハッキリわからないお弁当」・・・お客様が買うのをためらってしまうのも無理はありません。
・・・実はこういうことって少なくありません。
販売する側は「写真を出しているから、これを見れば中身がちゃんとわかるだろう」と思っています。
しかし、それがちゃんとお客様に伝わっておらず、結果的に売れていかない・・・そんなことが意外と多いのです。
この『三色ごはん弁当』を売っていくには、その中身をわかりやすく伝えることが必要でした。
中身をちゃんと伝えるのは、実はそれほど難しいことではありません。
使うのは"一本の線"と"名前"だけ。

こんな風にすると、中に何が入っているのかすぐにわかるようになりますね。
単純なことなのですが、こうするとお弁当の中身一つひとつがちゃんと主張するようになるのです!
「あら、これはマグロの竜田揚げなのね。ちょうどお魚が食べたかったから、このお弁当にしようかしら?」
「ひじきごはんが入っていて体によさそうだからこのお弁当にしよう」
と、お客様はお弁当の中身においしさを感じるようになるのです。
・・・
お弁当に限らず、中身を知ることができると魅力がアップするものがあります。
例えば、レストランで、キレイに盛り付けられて出てくる前菜。
ホームページの『コース料理の説明』などに写真が載っていることがあります。
その写真を見て「きれい!」と思ってもらえることはあります。
でも、「おいしそう!」と思わせるには写真に添える"言葉"が必要。
このようにして、一つ一つが何かをはっきりさせるといいでしょう。
元々「写真」はお客様の目を引くものです。
そこに文字が書かれていると、余計に"注目度"は高まります。
ですから、名前を書き添えたその下にちょっとした解説を加えておくのもいいでしょう。
例えば「魚介のテリーヌ」のところに
『カニとホタテを使ったクリーミーなテリーヌです』
と、かかれていたら、カニとホタテの味を想像しますよね。
このように、ちょっとしたことでお客様の「おいしそう!」という気持ちを引き出すことが出来るのです!
中身がいろいろ入っていて、豪華な料理なのに、その価値が伝わっていない・・・
そんなことにならないように、一つ一つをしっかりお客様に伝えていきましょう!
--- ごはん部 第41号おわり ---
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